これは私が高校生の頃に遡ります。
当時の私は歴史にはまったく興味がありませんでした。というよりも勉強が大嫌いでした。
ある日の日本史の授業中、私はいつも通り授業なんか聞かずにぐっすりと眠っていました。
夢を見る程ぐっすりと眠っていました。
そんなとき夢の中に現れたのが頭に兜をかぶって、その兜には三日月を横に寝かせたようなモチーフの飾りが付いていました。
彼は勇猛果敢に人々をバッサバッサとなぎ倒して自軍を勝利へと導いていました。
夢が醒めて現実に戻った私は授業が終わるのを今か今かと待ち続けていました。
そして終業のチャイムと同時に席を立ち、一目散に図書室へと向かいました。
後から友達に聞いた話ですが、この時の授業の内容は伊達政宗についてだったそうです。
多分寝てはいたけど、耳に入った情報が脳に伝わって私が見ていた夢を生成したのではないでしょうか。
高校に入って初めて入るうちの学校の図書室、もちろん勝手がわかるはずもなくどうしてよいかわからない私に声をかけてくれたのは、ある一人の図書委員でした。
彼に「頭に三日月を象った飾りのついた兜をかぶっている武将の本が欲しい」と言ったら、彼は、「ああ、伊達政宗の本ね」と即答してその本の置いてある歴史の棚へ連れて行ってくれました。
伊達正宗・・・それがあの武将の名前か・・・。
私は片っ端から伊達政宗の本を開きました。夢の中で出会ったのと同じく凛々しい顔つきで、片目を眼帯で隠していました。
「独眼竜政宗」。それが彼の二つ名だそうです。
若くして政治的にも武力的にも天下一品だった彼は、東北地方を拠点としてその名を日本中に轟かせていました。
最後は病に倒れ、江戸の屋敷で息を引き取ったそうです。
現在の仙台には伊達政宗の像が建てられていますが、あれは伊達政宗が仙台城を建設し、その城下町が今の仙台となっているからだそうです。つまり、伊達政宗がいなかったら今の仙台という年は存在しなかったのですね。仙台市にある風俗店も政宗様ありきで成り立っているというわけです。
私は初めて歴史というものに興味を持った。
興味を持ったどころか愛してしまったのである。伊達政宗その人を。
でも政宗様はもうすでに過去の人。もう実際に会って一緒にどこかへ行ったり食事をしたりすることはできない。
実際にできないのなら妄想でやりたいことをすべてやってしまえばいい。私はそんな風に考えました。
妄想の中でなら誰にも迷惑をかけず政宗様とあんな事やこんな事、そんな事までできてしまうのだから。
そして私は政宗様との妄想を始め、日がな一日中政宗様のことばかり考えるようになりました。
ご飯食べている時も、トイレで踏ん張っているときも、英語のテストを受けている時も片時も政宗様のことを忘れることはありませんでした。
やがて妄想頭の中だけで完遂するだけでは飽き足らず、ついに多くの人に見てもらいたいとネットで公開するに至りました。
今あなたが見ているこれがそうです。
政宗様がもしも~だったら・・・などの自分よがりな妄想をひたすら書き連ねました。
何事にも無関心な私がこんなにも興味を持てるなんて・・・。
これはもはや興味ではなく恋と似た感覚なのかもしれない。
男の私が男の政宗様に恋心なんておかしいと周りはみんな言うけれど、そんなことはどうだっていい。
私はただ単に妄想の中で政宗さまと楽しんでいるだけなのだから。
新着情報
- 2012年01月17日仙台は今復興需要に沸いている